電車の中でアラブ人に聞いた話

電車の中でアラブ人に聞いた話
こんにちは!
皆様お元気でしょうか?
梅雨入りして気が滅入る…そんな方も多いかもしれません。

そんな季節ですが、私は
【電車の中でアラブ人に聞いた話】
を聞いて以来、乗り切れるようになりました。

それはこんなお話…(先方は日本語堪能)

私:「日本の夏は雨が多くてジメジメしているから、海外の人は苦手といいますが、いかがですか?」
アラブ人:「とんでもない!雨大好きです!」
私:「あ!そうですか?」
アラブ人:「はい、アラブは雨が少ないです。」
アラブ人:「雨が降るから土ができて、植物ができて、植物が日陰を作って、温度を調節します。」
アラブ人:「植物がなかったら、降った雨がすぐ乾燥するので土ができません」
アラブ人:「アラブは雨が降らないから、土も植物もできないので砂漠になります。昼はすごく暑くて、夜はとても寒いです」
私:「雨、大事ですね!」
アラブ人:「はい、だから大好きですよ!」
(と、だいたいこんな感じだったと記憶しています)

私もその後、偶然にも1度中東に行きましたが(上の方とは関係なし)
確かに、あれは【The・何もない】でした。

よく地方の方は、「こっちは何もないよ〜」とおっしゃいますが、
そんなレベルではありません。
本当に、何も、ない。
そもそも素材がないんです。

学校の校庭を想像してください。(昔ながらの校庭)
地平線まで、あんな感じが見渡す限り360度、なんです。

日本の「何もない」には木や草や花、そこに集う虫たちがいるんです。

何だか、雨がありがたく感じてきませんか?
身近な植物や土や虫が、愛おしくなりませんか?

長雨にうんざりしてきたら、
この話を思い出していただけると幸いです。

ああ。紫陽花のなんて美しいこと!!